水嵩
Kindleストアにて販売中の
のテーマソングです。
音源
歌詞
溢れるこの想いは止まらなくて
とめどなく流れ 頬を濡らし
ただ水嵩を増すばかりで
私の足元をさらってく
あなたの声を聞くたびに
波は止まらない 流されて行くだけ
ざわつく真夜中の調べに
誘われてついてく
囁いた音色 水色の空 透明な窓
捨てきれない想い
虹色の砂
紡いだ言葉はとりとめなくて
届けるための包みもなくて
バラバラに砕けて 塵となり
もう二度とは戻らない
あなたの声を聞くたびに
風は止まない 流されて行くだけ
凍てつく言葉の端が刺さり
惑わされて濡れる
震えた吐息 朝焼けの雲 もう鳴らない鈴
忘れられない想い
鈍色の空
描いた物語は あなたに似て
終わらせるための勇気もなくて
溶け出しただ水の泡となり
黙ってひっそりと消えてく
身を焼くほどの熱
海の香りで冷まして
たった一度だけ
その腕に包まれたら
そのとき私はきっと
溢れるこの想い止めたくなくて
濡れる頬も 固まる指も
全て受け入れられるのならば
このまま私は泡になる